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シロテテナガザルのエンリッチメント。

 

  シロテテナガザルにおこなっているエンリッチメントについてご紹介します。
  雨の日や展示場に出られない日に退屈しないよう与えているものもあり、ご覧頂けない場合がありますが、ご了承ください。

 まずは動物園業界では王道のエンリッチメントアイテム。ペットボトルと竹筒です。
洗えたり、使いすてにできたり、調達も容易です。
ペットボトルのように中身が見えると、テナガザルのモチベーションもあがります。

 次にちょっと変化球のゴムホースとペット用のフィーダー(食べ物を取り出すおもちゃ)です。
ゴムホースは落花生で栓をして、中にヒマワリの種やレーズンを入れています。
クネクネしているので簡単には取り出せません。
  テナガザルは、あまり乱暴にものを扱ったり、囓ってしまったりすることがないので、壊されることは殆どないのです。


  チャコはこれらのフィーダーから食べ物を取り出すのが得意で、ニタより少し難しいものを与えてみたりするのですが、今回はちょっと難しすぎたようで…


  考えるチャコ


 簡単だったニタ


  更に考えるチャコ

   

 最後は画期的な新アイテム。名付けて「シロテ鏡」。
京都大学霊長類研究所のテナガザルが使用していたこのアイテム、当園でも再現させて頂きました。

ステンレス板の反射で鏡のように映ります。

    

  これがとても好評で、特にニタはここ数日、寝ても覚めても鏡を覗き込んでいます。
  ただ、どうやら「自分大好き!」という訳ではないようです。
映っているのが自分だと認識しているような行動は今のところ見られず、鏡の奥に何かあると思っているようで、鏡の向こう側の空中で手を振ってみたり、裏を確認したりしています。
  しかし鏡越しに景色やヒトを観察したり、とにかく今は鏡が気になってしょうがないようです。
 
 
※エンリッチメントとは、飼育動物の生活の質を向上させるための取り組みのことです。