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セネガルショウノガンのヒナ

 

 6月22日と23日にセネガルショウノガンが孵化しました。


  今年、最初に寝室で孵化したヒナが、直後に死亡してしまいました。昨年も同様のことがあったため、今回は孵化直前にメスが抱いている卵を擬卵(本物に似せて作った卵)と交換し人工孵化させました。
  孵化してしばらくは人工育雛(ヒトがエサを与えて育てる)していましたが、動物は親に育てられることが、心身共にその動物らしく育つのに非常に重要です。そのため様子をみて1日でも早く成鳥のもとに戻そうと考えていました。
  そこでまずは、ヒナの産みの親ではありませんが、今までにヒナを何羽も育て上げてきた黒メス(黒はマーキングの色)という個体にヒナを託すことにしました。

 黒メスは自分の羽の中にヒナを入れて守ったり、エサを与えたり甲斐甲斐しく面倒を見ていました。

 その後群れの成鳥の中で安全そうな個体からヒナと一緒にしていきました。

 その結果、赤オスと緑オスという個体以外の3羽の成鳥と一緒にすることができました。赤オスは一緒にした途端ヒナをつまみ上げたため、候補から外れ、緑オスは他の個体以上にエサを与え面倒を見たがるのですが、ヒナの羽を抜いて与えようとするので、残念ながら大好きなヒナと一緒にすることはできませんでした。

 今後、ヒナ達が成長し、もう少ししっかりしてきたら、赤オス、緑オスとも一緒にしようと思っています。

 ヒトの手からノガンの群れへと戻っていったヒナ達は、成鳥が好きな餌をくれそうにないと思うとヒトの方へ、ヒトがダメならまた別の成鳥のもとへ、とまさに世渡り上手に育っています。
今後も2羽が元気に育っていけるよう、成鳥と協力していきたいと思います。

天気がよい日は展示場で見ることができます。

 

 

左:ロクちゃん   右:ナナちゃん

黒メスからエサをもらうロクちゃん

黒メスにすっかりなついています