続・カリフォルニアアシカ「ミコ」の死亡について
動物ニュース
2026年7月6日に死亡したカリフォルニアアシカ「ミコ」についての調査結果を報告いたします。
【経緯】
2026/7/6午前中、アシカ展示場(プール)にて「ミコ」とオス個体を含めた他個体との同居練習を実施した。オス個体が接触を試みることはあったが執拗な追尾行動は見られなかったことから継続的観察から巡回観察に移行した。巡回観察に移行してから約1時間後、水底に沈んでいる「ミコ」を確認し引き上げたが、その時点で死亡を確認した。
【剖検所見及び死因】
栄養状態良く、目立った外傷や皮下出血は無し。剖検所見からは気管・気管支内の水および泡沫液の貯留、重度の肺水腫が認められ、直接の死因は溺死と判断した。しかしながらアシカのような水棲生物が容易に溺死に至るとは考えにくく、溺死に至る前になんらかの意識障害を起こしていた可能性が高い。死後採血による検査のため溶血が著しく健康時よりも信憑性は低下するが電解質異常が認められており、様々な状況から意識障害の原因は熱中症と判断した。
【今後の対応】
熱中症対策として将来的に大規模な施設改修を進めるほか、既に実施している熱中症対策と併せて先ずは実行可能な環境改善対策を実施し、既存個体の適切な体調管理に努める。夏期の展示時間の変更、日替わり展示、日中の獣舎利用を可能にするなど、個体ごとの高温環境にさらされる時間を短縮する(展示時間等の変更についてはHP等で改めてお知らせいたします)。
この他、有事の際により確実に動物の状態を把握するため監視カメラを設置して記録し、情報収集に努める。
報告は以上となります。職員一同、今回の事態を深刻に受け止め、管理体制および飼育環境の改善に継続して取り組んでまいります。今後も点検と見直しを重ね、より安全で適切な飼育管理の実現に努めてまいります。































