エジプトルーセットオオコウモリEgyptian Rousette Bat
- 特徴・概要
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洞窟やマングローブ林などに群ですむ小型のオオコウモリ。果実や花の蜜、花粉などを食べます。オオコウモリの仲間はその大きな目で物を見て、食べ物を探します。その中でもルーセットオオコウモリの仲間だけが超音波を発して跳ね返ってくる音で物の位置を把握するエコーロケーション(反響定位)を使うことができます。これで、ねぐらにしている洞窟内など、暗い場所でも物にぶつかることなく飛ぶことができます。
英名 | Egyptian Rousette Bat |
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学名 | Rousettus aegyptiacus |
分類 | 翼手目 オオコウモリ科 |
体重 | 100〜150g |
生息地 | アフリカ、中東 |
なんといっても、給餌時間です。餌を入れたトレイを置くとコウモリたちが一斉に集まり、餌をくわえて舞い上がります。そして、思い思いの場所に止まって餌を食べ終わると再び舞い降りてきます。鍾乳洞を再現した展示場の中を、300頭のコウモリが飛び回る光景は迫力満点です。
ウラ情報
生まれたばかりのルーセットオオコウモリの子どもには乳歯やとがった爪がすでに生えているので、すぐに母親の胸にしがみつき、乳首をくわえます。子どもが自力で岩につかまれる様になると、母親は子どもをねぐらに置いて食事に出かけるようになります。繁殖期にはお留守番中の子ども達が天井にいっぱいです。そして生後1ヶ月頃よりやっと自分の翼で飛べるようになります。こうして増えたコウモリは、一年に一回飼育係が全頭捕獲して数を確認します。
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飼育係から一言
両手足の4点で体を支えているコウモリのお腹をよく見ると、お母さんをハンモックのようにして眠っている赤ちゃんがいることがあります。
お母さんは、赤ちゃんが大きくなるまで自分のおなかにくっつけたまま生活し、飛び回るときも一緒です。
赤ちゃんがもう少し大きくなると、一人で天井にぶら下がってお母さんが帰ってくるまでお留守番をするようになります。探してみてください。