シロテテナガザルLar Gibbon
- 特徴・概要
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手足の先端が白いことからこの呼び名があります。
東南アジアの熱帯雨林にすみ、よく通る大きく美しい歌声でなわばりを維持しています(テリトリーソング)。基本的に一夫一妻で、ペアとその子供を中心とした小集団で生活しています。そのため国内ではペアで飼育している動物園が多いようです。
樹上棲でほとんど樹上で生活し地上へ降りることは滅多にありません。樹幹の移動はダイナミックな腕渡り(ブラキエーション)によって移動します。動物園では得意のブラキエーションをお見せするために、展示場には金属製のサークルやロープなど設置されています。彼らはこのサークルを使って実に見事な腕さばきならぬ腕わたりを披露してくれます。
英名 | Lar Gibbon |
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学名 | Hylobates lar |
分類 | 霊長目 テナガザル科 |
体長 | 45~65cm |
体重 | 5.5〜6.7kg |
生息地 | タイ・マレーシア・インドネシア・ミャンマー東部 |
動物のプロフィール
チャコ
性別 | メス |
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生年月日 | 1986年 |
生まれた場所 | カナダ |
名前の通り茶色の毛色が特徴です。とても歌が上手で、園内全体に響きわたるほど大きな声でテリトリーソングを歌います。
ニタ
性別 | オス |
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生年月日 | 2000年5月4日 |
生まれた場所 | 福岡市動植物園 |
体毛が黒く、顔の周りの白い部分が多いです。地上に降りてきて日光浴しながら座っていることがあります。
クリ
性別 | メス |
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生年月日 | 2018年12月18日 |
生まれた場所 | のいち動物公園 |
家族で初めて体毛がクリーム色をした個体です。得意のブラキエーションですばやく移動します。
ウラ情報
野生のテナガザルは、樹間は器用に行き来しますが、地上に降りて歩くのは苦手だとか。これは、飼育下のテナガザルも同じです。しかし展示場に出るためにはどうしても地上を歩いてもらわないといけません。そこで、吊り橋をかけ、これを手すり代わりにして展示場まで渡れるようにしています。
テリトリーソングは朝によく聞かれます。最初は「ホーゥッ」といった短い声で、徐々に声を発している時間が長くなります。そして周囲への反響も大きくなります。 また、家族全頭での歌声のかけ合いはさらに遠くまで響き渡り、聞く者を圧倒します。
テリトリーソングは朝によく聞かれます。最初は「ホーゥッ」といった短い声で、徐々に声を発している時間が長くなります。そして周囲への反響も大きくなります。 また、家族全頭での歌声のかけ合いはさらに遠くまで響き渡り、聞く者を圧倒します。
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