写生コンテスト

写生コンテスト 令和5年度

のいち動物公園では園内で写生した作品のコンテストを実施しています。

第31回写生コンテスト受賞作品



園長賞 プレーリードッグ

作者/横田実咲さん
楠目小学校6年

プレーリードックの毛並みは、下塗りの色の上に様々な色を幾重にも重ねて柔らかく描かれており水彩絵の具ならではの重色のテクニックが光っています。目にも輝きがありしっかりと利いています。全体を見ても遠近感があり構図としても申し分なく最高学年らしい観察眼に優れた素晴らしい作品です。



審査員特別賞 フクロウ

作者/松本唯里さん
奈半利小学校2年

主題となるフクロウは画面からはみ出るほどに大きく、目が魅力的で羽の色も工夫されています。留まっている木や葉も丁寧に力強く描かれており、子どもたち2人の構図が違ってうまく工夫されています。友達との楽しかった思い出も低学年らしく描かれており、個性豊かな優しい色使いが魅力的なたいへん優れた作品です。


写真コンテスト概要



募集期間 令和5年9月1日〜11月10日
参加資格 小学生
応募作品
の内訳
応募者総数 908名
※昨年:871名
参加団体数 34団体
※昨年:37団体
個人参加数 29名
※昨年:20名
展示期間 令和4年12月10日(日)〜令和5年2月4日(日)
審査員 (敬称略、順不同)
山岡 良仁:高知市立春野東小学校元校長
児玉 富貴子:芸術学園幼稚園元園長
塚本 愛子:高知県立のいち動物公園元園長

全体講評


今年も県下全域からたくさん応募いただき、応募総数は前年度を上回りました。どの作品も動物をよく観察し、特徴をとらえて丁寧に描かれていました。
低学年の作品は、動物を見て感じた気持ちがストレートに画面に表現されており、見ているだけで楽しくなる作品が多く寄せられました。学年が上がるにつれて観察力や描写力が向上し作品に奥行きが出てきます。高学年の応募が更に増えると迫力のある作品展となるでしょう。審査をしながら、子どもたちが描く色々な線や色の組み合わせに、つい見入ってしまいました。個性豊かな作品の中に同じ動物を同じ構図で描いている複数の作品がありました。それらは、子どもが見つけた構図ではなく、子どもの動物を見たときの心の動きから遠ざかっているように感じ少し残念でした。子どもたちのありのままの心を大切にご指導いただければと思います。
入賞作品は、子どもたちの楽しい気持ちや動物に対する愛情が伝わってくる作品ばかりです。動物を慈しむ心を育てることは、子どもたちの健やかな成長過程でとても重要なことです。このコンテストが、そのような機会の一つとなれば幸いです。

過去の上位作品

第30回写生コンテスト受賞作品

第29回写生コンテスト受賞作品