アメリカビーバー「性別が判明しました」
アメリカビーバー
2025年3月20日生まれのアメリカビーバーの「コッペ」の性別が判明しました。
アメリカビーバーの確実な性別判定は見た目で行うことが不可能です。では、どうするかと
いうと、レントゲンをとって陰茎骨の有無で判断するのです。
しかし、生後1年近く経過しないと、陰茎骨の発達が未熟でレントゲン写真にすら写りこまないのです。そのため、アメリカビーバーの性別判定は1歳近くにならないと行うことができません。
麻酔下での処置になるため、レントゲン検査のほかにも採血や体に異常はないか触診を行います。口腔内や肢の裏側のような普段ではなかなか見ることができない箇所も確認できるため飼育係からすると貴重な時間です。
そこで、今回はアメリカビーバーの体の特徴について2つご紹介したいと思います。
1つ目は肢(てあし)です。前肢、後肢とも指は5本あります。後肢には水かきがついていますが、前肢は泳ぐときに使わないため水かきがついていません。さらに後肢の第二指は二又になっています。役割については諸説ありますが、毛繕いのためといわれていることが多いです。ビーバーの毛は水が皮膚まで水がしみこまないようにするための大切な役割を持っているため毛繕いももちろん念入りにする必要があります。
2つ目は口です。ビーバーの門歯はオレンジ色をしています。これは歯のエナメル質に含まれる鉄分が木に含まれるタンニンに反応してこのような色になっているといわれています。
そしてもちろん普段は見えませんが臼歯もしっかりあります。門歯で硬いものをかじり、臼歯でそれらをすりつぶして食べるのです。あごの使い方も違いがあり、門歯を使っている時は縦に、臼歯を使っているときは横に動かします。
体の構造や仕組みを理解することは飼育係にとってとても重要なことですが、動物を見に来ていただく際にもすこし動物の体の特徴を理解しているだけで動物の行動の意味を理解することができ、観察がより一層楽しくなると思います!
今後ともアメリカビーバー「コッペ(オス)」の成長を見守り、ビーバー達の日々の行動や身体的特徴にも注目して観察していただけると嬉しいです。































