園長ブログ

みなさん、こんにちは!ご安心ください、毎日元気で働いています。
と軽く入りつつ、前回よりさらに前にさかのぼり、今回は5月18日(日)に開催した「のいちとボルネオをつなぐ~マレーグマファンあつマレー第3弾~」の様子をお届けします。はい、イベントとしては初めてインスタライブに挑戦し、それを1週間はアーカイブとして残す予定でしたが、ご存じのように完全にこちらのミスで全部消失してしまいました。そこで、そのお詫びも兼ねてこの場で当日の様子を改めて報告させていただくこととしました。

この「のいちとボルネオをつなぐ~マレーグマファンあつマレー~」ですが、今回の第3弾より、「世界マレーグマの日」に併せて開催することとなりました。そして、これまでのBSBCCJapan勢(以下、BJ)に加え、なんと今回はいよいよ総本山BSBCCよりウォン博士が登場していただくとのことで、当日までにボルネオからの生中継も2回試行してWi-Fiの状態も流れてくる映像もバッチリなことを確認し、前日から高知入りしたBJ武田さんとも念入りな打ち合わせを行いました。さらに唯一気がかりだった天気も朝からバッチリで、まさに満を持して迎えた5月18日の当日でしたが、なんとなんと会場は...。あら?こんな感じなの!?と正直空席の多さに面食らいましたが、しかしすぐに、いやいやこれはイベントの目的にふさわしい真のマレーグマ愛、ボルネオ愛を持つ16名の精鋭のみなさんなんだ!ということに気付かされ、襟を正した次第です。もちろんインスタライブもありましたので、そちらでは28~42名の方々が視聴参加されました。


ウォン博士はどんな質問にも答えていただきました

最初に私から日本のマレーグマの状況についてお話しさせていただきました。新しい話題として世界マレーグマの日に関する情報や、私とマレーグマ「タオチイ」の不思議な縁、等々もありつつ、やはりマレーグマを取り巻く状況は依然厳しく、繰り返し訴えなければならないことが多くありました。
次に武田さんに野生下マレーグマの習性やBJの活動紹介をしていただいたら、いよいよボルネオ・サバ州からの生中継、生ウォン博士の登場です。久しぶりにお目にかかったその姿に私も緊張しましたが、現地に飛んだBJ須﨑さんのナイスアシストで会場も巻き込みながら順調に進行することができました。さらに今回は、突然会場みんなでウォン博士の誕生日をお祝いする、というサプライズ企画にも挑戦し、無事よろこんでいただくことができました。


はいマレー!で記念撮影です。

そして、今回のメインは事前募集した「ボルネオ島のマレーグマへ想いを絵にして届けよう!!」企画への120点もの応募全作品の現地での掲示風景の紹介や、それらの中から選ばれた各賞(ウォン博士賞、BSBCCスタッフ賞、BSBCC Japan賞、のいち園長賞)の発表です。各々、誰もが納得するマレーグマ&ボルネオ愛にあふれた作品が選ばれましたが、なんとのいち園長賞に選ばれた方が当日会場に来られていたといううれしいハプニングもあり、とても楽しい時間となりました。


なんと、直接景品を贈呈することができました。


受賞した4作品です。

さらにもう一つのメインは、ウォン博士へ直接質問ができることです。もちろん、どんな質問にも本当に丁寧に自らの言葉でお答えいただきました。そして、終盤に会場から「今後BSBCCからクマが来る可能性はあるのか?」という我々では決して聞けない直球質問が投げ込まれ、それに対してウォン博士がとても前向きなメッセージを発していただいたため、よしこれを受けてハッピーな大団円を迎えることができる!と進行者としてもホッとした瞬間に、なぜか身内スタッフから急にインスタ経由の質問がぶっ込まれるという大アクシデント(?)はありましたが、それにもウォン博士が真摯に対応していただいたおかげで何とか無事にフィナーレを迎えることができました。


生ウォン博士!すばらしかったです。

我々動物園が行うイベントには集客を目的としたもの、たとえ集客に繋がらなくても伝えたい目的があるもの、2つがありますが、今回は間違いなく後者です。たとえ今は少なくても、継続することでちょっとずつでもマレーグマやボルネオ島への興味や関心が広がることを願ってこれからも第4弾、第5弾と続けますので、どうぞよろしくお願いします。


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