園長ブログ

こんなところで公開する内容ではないことは重々承知なのですが、先日この歳になって初めての入院生活を経験することとなり、いろいろと感じることがありましたのでちょっとだけ発信させていただきます。もちろん今は問題なく働いていますので全く心配ご無用です。貴重な長期休暇の備忘録と思っていただけると幸いです。


一応、仕事も持ち込みましたが、ほぼほぼ手つかず。

まず直球的な感想を述べますと、衣食住の全てを他者に委ねる(=管理される)ことの生々しさ?というか厳しさを文字通り肌で感じることができました。動物園業界35年目で初めて飼育下動物の気持ちが分かったなんて安易なことは言いませんが、我々の仕事の根本となる非常に重要なことを学ぶことができたのはとても大きな収穫でした。
医師、看護師の方以外にも、栄養士や清掃、および入院着等のレンタル、その他諸々の分野に従事される方々の仕事を垣間見ることができたのも、これまでずっと特殊な業界で生きてきた私にとって非常によい経験となりました。
もちろん看護師をはじめみなさまプロフェッショナルですから、とても親切丁寧、且つ適切に対応していただき、動けない状態でも不安なく過ごすことができました。これもまた飼育係の対応一つで動物たちの精神状態と健康状態が大きく変わることと全く同じですよね。

はい、感想はこのくらいにして、さあ6月後半から会議、出張が続き、そのまま怒涛の夏を迎えます。今年もかなり暑くなりそうですね。我々も動物たちもがんばっていきましょう!
なんてこと言ってると、スタッフや動物たちから「まずはお前ががんばれよ」と怒られそうです。


柴田ケイコさんからパワーをいただき、すっかり元気になりました。


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