園長ブログ

はい、今回は早めの更新です。先日の11日3日(月)はのいち動物公園の開園記念日でした。おかげさまで無事に34周年を迎えることができました。
もうさすがに平成3年開設準備室時代の、ガランとした管理事務所に初代メンバーで机や棚を運んだりしたあの頃を想い出すようなことはありませんが、あれから34年も経ったったのかと考えるとやはり感慨深いですね。


初ボーナスで縁があった相棒も34歳になりました。

そして、今でも忘れることができないのは、みんなでまさに馬車馬のように働いて働いて満を持して迎えた(つもりの)11月3日の開園当日です。大変ありがたいことに1万人を超える来園者の方々で園内がごった返した一方で、残念ながら地元新聞を筆頭にかなり厳しい評価をいただく結果となりました。当時日本の各地から夢いっぱいで集まった我々純真無垢な(?)生き物好きの青年たちにとっては、今でもトラウマ級の出来事となりましたね。
まあ、そんな話はこれくらいにしまして、改めて34周年です。本当にこれまで応援してくださったみなさまのおかげです。そして何より縁あってのいちに来たり、のいちで生まれ育ってくれた動物たちに感謝、感謝です。
実は平成3年は温帯・熱帯の森、こども動物園のエリアのみの第一次開園でして、その後、平成7年のジャングルミュージアム、平成9年のアフリカ・オーストラリアゾーンと段階的にオープンしてきました。そのような推移の中、たくさんの動物たちとの出会いと別れがありましたが、カリフォルニアアシカの「タイスケ」、チンパンジーの「ケニー」、オオアリクイの「ペト」、マレーグマの「ワンピイ」&「タオチイ」、アミメキリンの「テュファニー」などなど各々のエリアを盛り上げてくれた動物たちのことは今でも特に心に残っています。
開園記念日を迎えるにあたり、改めて彼らに敬意を払いつつ、そして絶えることなく誕生してくれた新しい命や、ハシビロコウ、ミナミコアリクイ、スナドリネコ、シロオリックスなど新メンバーたちにも、もうとにかく感謝しかありません。


最重要動物のマレーグマ導入にも引き続きチャレンジしていきます。

最後になりましたが、最近新聞等でも取り上げられている指定管理制度の件に関しまして、たくさんの温かいメッセージをいただき本当にありがとうございます。本当に我々にとって大きな力となっています。職員一同、これを好機と受け止めて「のいちらしさ」という芯は守りつつ、更に魅力的な施設となれるよう様々な面において改革を進めていきます。どうぞこれからも応援よろしくお願いいたします。


これからもいろいろ企画していますのでお楽しみに!