【園長ブログ】「日本動物園水族館両生類爬虫類会議」
園長ブログ
11月12~13日の2日間、のいち動物公園主催で「第35回 日本動物園水族館両生類爬虫類会議」が開催されました。これは年に1回、全国の動物園水族館に従事する両生類爬虫類のエキスパートが集まる専門会議で、完全にクローズドの状態で開催されます。
ご存じのようにここ高知県香南市野市町は公共交通が発達しておらず、かなり不便な場所なのですが、今回、北は宮城県から南は沖縄県まで約60名もの両生類爬虫類関係者が出席し、活発な議論で盛り上がることができました。
私も若かりし頃は爬虫類両生類を結構長く担当していましたので、1995年の大阪開催を皮切りに、その後も時折参加していましたが、2009年の愛媛を最後に遠ざかっていました。そのため、今回16年ぶりにこの歴史ある会議にフル参加し、且つ当園で開催できたことは非常に感慨深いものがありました。
この規模の人数になると園内で開催できないため、ホール等の会議場や情報交換会の手配、及び参加受付や発表演題の調整等、やるべきことが多岐に渡ります。このように非常に負担は大きいのですが(まあ、実務は全て実行委員会がやってくれて私はほぼノータッチでしたが)、これらの経験により会議開催のスキルを身につけることができます。さらに、何よりこれまでのいちを訪問したことがなかった関係者がこの機会にと参加してくれたり、それをきっかけに当園職員との新たな交流が生まれることが一番の魅力というか、このような会議の大きな成果となります。もっと言いいますと、開催に向けて様々な業務をこなす中で、これまで知らなかった当園職員の特技に気付かされることもあったりしますね。
こんな感じで無事に2日間の会議を終えることができ、全行程の終了後には一部希望者を対象に我が家のカメ見学ツアーもあったりして、最後までこちらもたくさん楽しませていただきました。
昨今は様々な事情により、まず「業務や経費の削減」が求められる時代ではありますが、こういった会議、研究会等の開催については、これからも積極的に取り組んでいきたいと思います。その中には今年9月開催の「ハシビロコウシンポジウム」のように一般の方も参加できるイベント含まれますので、どうぞお楽しみに!































