園長ブログ

 はい、またまた更新が遅くなり失礼しました。公式SNS等でも発信していますが、この7~8月はまさに「台湾月間」と言っても過言ではなく、私だけでなく園全体がそわそわ、ふわふわバタバタしていました。そんな2025年夏の思い出を少しずつ振り返っていきましょう。
まず最初は、そうです、のいち動物公園の今年最大の出来事とも言える「台北市立動物園との友好協定の調印式」の話題です。昨年から準備、交渉を重ねてようやくここにたどり着くことができました。
せっかくなので出発当日から振り返りますと、今回は初めて高知空港からの直行便を利用しました。これまでは岡山経由でしたが、はじまりと終わりに南風号に乗る負担と時間的ロスを考えてこの選択としました。ただし、高知便だと台湾からのツアー客優先のため圧倒的に席数が少ないのと、週2日の運行なので、日程がかなり制限されてしまいます。このような事情を含めて先方には日程を組んでいただき、無事に7月24日に調印式を行う運びとなりました。
 調印式当日は台北らしく朝から雨の中、県関係者3名、及び県会議員2名と共に台北市立動物園(以下、台北Zoo)へ向かいました。入り口ゲートで関係者に迎えられ、そのまま会場へ案内されてびっくり!なんと総勢50名ほどの出席者がひしめき合っており、改めて先方の意気込みを感じて身が引き締まる思いでした。さらに今回、契約書へのサインには万年筆が必須と伺っていたので事前にAmazonで購入し、前夜にはホテルで書く練習もしてきたのですが、席には専用のサインペン?が用意されてましたね..。こんな感じで完全に雰囲気に呑まれてしまった調印式でしたが、台北Zooのみなさまの温かいおもてなしと進行で無事に終えることができました。


さすがに署名の瞬間は緊張しました

今回、記念品としてのいちからは、虎斑竹と土佐和紙で製作された電気スタンドを贈り、先方からは動物ダルマをいただきました。


土佐和紙と虎斑竹から作られたスタンドです

このダルマ、画像の左側は「タイワンアオカササギ」という青い鳥で別名「ヤマムスメ」という台湾固有種で、なんと国鳥だそうです。実際に園内でもたくさん飛んでおり、とてもきれいな鳥でしたが、魅力はそれだけでなく賢くて社会性があることも特徴のようです。そして、右側は「センザンコウ」です。これも台湾を代表する動物であり、世界で最初に台北Zooが繁殖に成功しており、同園のシンボルマークにもなっています。


英語・台湾華語・日本語の3パターンあります

無事に調印式が終わると、会場を移して昼食懇談会が開催されました。バスに乗って向かった先は、なんと昨年のSEAZA総会出席時に滞在していたホテルで、懐かしさを感じつつ豪華な台湾料理?をいただきながら、両園の今後の展開について語り合うことができました。


このホテルの名物「コアラまん」は味も最高です


終始和やかな歓談となりました

一口に台湾料理といっても当然かなり奥が深く、この日は前菜から始まるコースでしたが、ポピュラーな小籠包とかではなく、肉や魚の主菜副菜の合間合間に薬膳料理のようなスープがたくさん出てきて、冗談抜きでみんな動けなくなるほどお腹いっぱいいただきました。


薬膳スープは何種類もありました

そして、この後は再び園に戻っていよいよ動物たちを見学したのですが、その模様は次回お届けしますのでお楽しみに~。


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