オオカンガルー

3月24日に埼玉県こども動物自然公園からやってきた「イオ」(オス)は健康チェックが無事に終わり、4月1日にはカンガルー舎に引っ越しをしました。新しい生活場所に最初は少し落ち着かない様子でしたが、すぐにエサを食べ始めて1時間もすると寝そべってリラックスした様子。翌日の4月2日からは、繁殖相手の「エマ」・「サンザ」(共にメス)とバックヤードで同居をさせてみました。初めての場所で、初めて会う「エマ」・「サンザ」ですが、落ち着いてアプローチしていました。さすがにすぐに受け入れてもらえることはありませんでしたが、しつこく追い回すこともなく、それでいてあきらめるわけでもないといった様子でした。合間にはしっかりと餌も食べて、初めての環境に動揺することはありませんでした。そして4月7日には「エマ」・「サンザ」と一緒に展示場デビューです。「イオ」は始めこそ緊張していましたが、パニックになることもなく落ち着いて展示場内を探索していました。収容時は道案内役になってくれることを期待していた「エマ」と「サンザ」はさっさと帰ってしまい「イオ」は展示場に残ってしまいましたが、職員が展示場に入って誘導すると慌てることもなく無事に帰ることができました。短期間にいろいろな環境の変化がありましたが、いつも落ち着いて適応してくれる「イオ」には感心しきりです。




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