東南アジアは虫類

動物園では普段来園される皆様が見ている動物以外にも飼育している動物たちもいます。今回はジャングルミュージアムの裏側で飼育している動物たちを少し紹介したいと思います。
 ジャングルミュージアムのバックヤードには「飼育室」という部屋があり、現在5種の動物を飼育しています。
まず紹介するのは、インドオオコウモリの「オーモリサン」です。当園で産まれて、コウモリ舎やジャングルミュージアムで展示していましたが、19歳と高齢になり枝につかまることができなくなったため、展示を引退しました。現在はぶら下がらなくても過ごせるようなケージで飼育しています。インドオオコウモリとしてはかなり長生きしているおばあちゃんですが、まだまだ元気で飼育係の間では人気者です。
 その他、現在展示しているトッケイヤモリ、コロンビアレインボーボア、セマルハコガメたちも飼育しています。ここで飼育されている個体たちは、展示場の個体が体調不良になった場合の交代要員になります。セマルハコガメは、現在展示している個体たちより後にやってきて、今は動物園での生活に慣らしているところです。サイズが大きいため展示場にいる個体と、近いうちに交代することとなる予定です。
 この水槽の中にいるのはモンキヨコクビガメです。これから展示をする予定ですが、展示水槽に移動するにはまだ小さいため、ここで大きく成長させてからデビューすることとなります。スクスク成長してますので、近いうちに展示できることでしょう。
 新型コロナ感染症防止のため現在はお休みをしている「動物園の裏側探検」のジャングルミュージアムコースではこの部屋も見学していただいていました。再開できたら直接この様子をご覧いただけると思いますので、その際はぜひともご参加ください。


オーモリさんのケージ


コロンビアレインボーボア


モンキヨコクビガメの90㎝水槽


トッケイの飼育ケースが並ぶ棚


セマルハコガメ