ミナミコアリクイ

アリクイの仲間は名前の通り、アリを食べて生活しています。前足の大きな爪でアリの巣などを壊し細長い舌を使ってアリを舐めとります。野生ではアリを主食としていますが動物園では大量のアリを用意することができないので、代わりになるものを与えています。
では、動物園のミナミコアリクイがどんなものを食べているのか、のいちでの特別メニューをご紹介します。


これが2頭分のエサです。
上:リンゴ、バナナ、ペレット(葉を食べるサル用)、ペレット(虫を食べる動物用)、
下:煮イモ、煮ニンジン、キャットフード、馬肉
右:コマツナ
アリクイの仲間には歯はなく、口も少ししか開きません。このままでは食べるのが難しいので、これに水を加えてミキサーにかけます。


できあがりがこちらです。このドロドロを1日2回食べています。


長い舌を器用に使い、上手に舐めとります。


写真の「コア」(オス・11才)は、約5分で完食します。
残り少なくなると舌の様子がよくわかると思います。


こちらは、もうすぐ2才の「ペロ」(オス)。生後2ヶ月の頃はまだ上手に食べることができず顔中ドロドロになっていましたが→


こんなに立派に成長しました。まだお父さんの早さにはかないませんが・・・。


今はこのメニューに落ち着いていますが、ミナミコアリクイのエサは、これが正解!と言えるものがなかなかないので、「コア」と「ペロ」が元気に過ごせるようコアリクイにあったエサを探求していきたいと思います。


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