ブチハイエナ

昨年12月の話になりますが、ブチハイエナのブッチーとエナでもハズバンダリートレーニングによる採血ができました。
昨年9月にトーフで採血に成功していましたので、当園で飼育しているブチハイエナ全頭の採血ができました。血液検査の結果、トーフ同様、2頭にも異常は見られませんでした(トーフは9月以降の検査でも異常無し)。

ブッチーは過去に皮膚癌の治療歴があること、エナは妊娠のホルモン検査などを行えたらと考えていたことから、この2頭の血液検査は大きな課題でした。
しかしながら2頭とも麻酔による治療経験があり、獣医や治療に対する警戒もトーフより強いことからトレーニングは2頭の様子をよく観察しながら慎重に進める必要がありました。
トレーニングにより採血する姿勢をしっかり保持してくれるようになったのですが、ここでメスのエナで大きな問題が。なんと首がムキムキ過ぎて血管がどこだか非常にわかり難いのです。トーフとブッチーの血管は採血時、視認できるほどわかり易いのですが、エナの血管は目視はもちろん触ってもなかなか見つけることができません。

今回、採血することはできましたが、我々、獣医と飼育係も、しっかり健康管理をしていけるよう手技を磨かなければならないと思った次第です。


ブッチー


エナ