【園長ブログ】 ぜひ本物に会いに
園長ブログ
新年のご挨拶がこんなに遅くなってしまいましたが、どうぞ本年ものいち動物公園をよろしくお願いいたします。さて今回は「本物に会おう」という話題です。動物とは全く関係なく、且つ大変古い話で恐縮ですが、25年ほど前に出席した友人の結婚式の2次会にものすごくカラオケが上手い男性2人組がいました。その時に歌っていた「いつか」という初めて聞いた曲をとても気に入ってしまい、それからその本家である2人組歌手の大ファンになりました。それから月日が流れ、実は今年1月に初めて彼らのライブに行く機会がありました。それは最新アルバムにちなんだツアーだったんですが、なんと終盤にさしかかった頃に突然、25年前のあの曲を披露してくれたのです。人生初体験となる彼らの生歌でしたが、さすがCDやDVDとは別世界の迫力、ハーモニーで、ましてきっかけとなった歌ウマ素人とは当然ながら全く異なるものでした。
ここでようやく本題なんですが、そうです、25年かかってしまいましたが、やっぱり本物が一番!と痛感したわけです。
現在はネットで情報が容易に入手でき、CG技術の発達も目覚ましく、生き物の分野においても恐竜やUMAの再現、そして世界の動物たちの姿や声を家の中でも知ることができます。
でも、やっぱり本物ですよ。アミメキリンの首の長さ、ググーっと上がっていく反芻物、ブチハイエナの息づかいや体から発散される臭い、などなど確かにメディアの進化も目を見張る物がありますが、やはり生で直接出会わないと本当の魅力は分かりませんよね。まあ、さすがにトッケイヤモリの鳴き声は私もYoutubeで体験するしかなかったですが...。
とまあ、動物園業界人にとってはこんな至極当たり前のことを年明け早々に改めてお伝えしたかった次第です。