動物病院だより

6月15日に、前回の病院だよりで紹介したブッポウソウを放鳥しました。
このブッポウソウは四万十町でケガをして飛べなくなっているところを保護され、のいち動物公園にやってきました。
安静と治療で、少しずつ飛べるようになり、最近やっと自力で置き餌も食べるようになってきていました。


動物病院の狭い場所では十分に飛ぶことは出来ず、体をぶつけてまた傷ができてしまっていたので、もう思い切って野に放そうと決断しました。
のいち動物公園の周囲ではなかなかブッポウソウを見かけることもないので、できれば保護された場所で放したいと思い、四万十町まで行ってきました。
とても遠かったですが、自然豊かで、様々な野鳥がたくさんいる美しい場所でした。




保護された場所の近くで放すと、低空飛行でしたが上手に飛んで、まずは桜の木にとまり、しばらく周囲を確認していました。その後、近くの木にまた飛んでいき、とりあえず大丈夫そうでした。


この地域ではブッポウソウの巣箱の設置や見守りもしていて、今年もブッポウソウ達が順調に営巣しているようで、巣箱の近くを親鳥らしきブッポウソウが飛んでいました。


帰りがけ、空を見上げると美しい尾羽を広げて飛んでいるブッポウソウを見かけました。あの子も大空を飛べるようになるといいなと思いながら帰路に着きました。
仲間のいる場所に無事に放せてよかったです。


前回の病院だよりで紹介したツバメも、ブッポウソウより少し先に無事に放すことが出来ました。よかったよかった。


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