動物病院だより

2021年3月26日にムササビの赤ちゃんの保護が入りました。



  保護当時はまだ眼が開いていませんでした。

食欲は高く、ミルクもゴクゴク飲んでよく眠り、とてもお利口さんなのですが、眼が開いたころから下痢をし始め、様々な治療を実施するもなかなか完治しません。
だんだん体は大きくなってきましたが、まだ下痢を繰り返します。



  ミルクに整腸薬を混ぜて与えています

最近、やっと離乳期でリンゴやサツマイモ、やまももの葉などを口にするようになり、一瞬形のあるようなウンチが出ましたが、急にまた下痢になってしまったりと、なかなかお腹の調子が落ち着きません。離乳時期は食事内容が変わるのでどの動物も下痢しやすいのですが、草食動物では腸内細菌による消化の手助けが必要で、腸内細菌のバランスが崩れるような下痢は命に関わります。この子はかなり長い間お腹が弱いので未だにちゃんと育つのか心配しつつ世話をしています。


  お尻をさすっておしっこを出しているところです。


自力でしっかり食べていいウンチをして、野生でも頑張って過ごしてほしいと願っていますが、その前に早く下痢が治って欲しいです・・・。
人間が動物を無事に育てるのはやっぱり大変です。動物の親たちはすごいなあ。


  ひっくり返って寝ている様子


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