動物病院だより

病院の入院室の「ケアホーム ワオ!」の近況です。
コナツは以前よりてんかん発作と思われる症状があり抗痙攣薬などを飲んでいます。この数年発作を起こしていませんでしたが、7月9日にかなり大きな発作を起こし、その後2日間に渡り発作が頻発して、一時期生死をさまよいました。
アンナもコナツを心配して何度かケージまで見に行っていました。


今回、発作の症状がかなり強く、長かったので、脳にダメージを受けてなんらかの機能低下も心配しましたが、発作が治まってから徐々に食欲も出てきて、最近ではみんなと一緒に外で日光浴やグルーミングができるまで回復してくれました。


コナツの症状が落ち着いてきて記事をアップしようと思っていた矢先、7月31日に今度はジョン君が短時間の部分発作を起こしました。意識はありましたが右半身が硬直してしまうような発作が2~3分続き、その後食欲がかなり落ちてしまいました。手の動きも口の動きもぎこちなくて、食べようとしている途中で口からこぼれたり、手に持ったまま寝てしまうこともあります。もともと目が見えませんが、今回さらに鼻の効きも悪くなってしまったのか、脳の認知機能の低下なのか、ぼーっとしていて、食の好みもちょっと変わってしまった気もします。たまに腹痛もあるようで、お腹の中にもなにか異常がある可能性があります。


このような状態ではありますが、みんなで一緒にいた方がお互い安心できる気がして、症状が落ち着いている日は無理のない範囲で短時間でも3頭一緒に居れるようにしています。
糖尿病のアンナも含め、それぞれ持病を抱えている「ケアホームワオ!」の3頭は、いつ何時誰がどうなるかこの先も気が抜けません。でも、もうしばらくはこの穏やかで微笑ましい3頭の日常が続いて欲しいと思っています。


左:アンナ 真ん中:コナツ 右:ジョン


メニュー

カテゴリー

最新記事

月別