動物病院だより

麻酔下でテープ交換中(覚めかけ)

4/21に右肩に小さな咬傷のような傷があり、右前肢の腫れと跛行がみられ、治療を開始しました。
その後、皮下膿瘍の影響で右腕と前胸部の皮膚が広範囲に壊死・脱落してしまい、入院して治療することになりました。
まずは、麻酔をかけて化膿や壊死した組織を除去し、洗浄と外用薬と湿潤状態を保つためのテーピングを繰り返しました。


何色でも似合う「チョコ」

「チョコ」はちょっと怖がりですが、食べることは大好きで、入院生活も長くなってくると、コオロギをピンセットで摘まもうと手こずっている私を急かすかのようにケージの手前に寄ってきて待っていて、手渡すとすごい勢いで奪い取って食べていました。


怒ってません、、ただガツガツ食べているところです

そうして半月ほど経過し、皮膚の欠損はまだ大きかったですが、患部がきれいになってきたのでやっと皮膚縫合を実施しました。
処置後は手作りのエリザベスカラーを装着し、入院生活を送りました。


クリアファイルで作った「チョコ」専用のエリザベスカラー


えっ、腰?

そろそろ抜糸かなと思っていた矢先、ふと見ると日光浴中にエリザベスカラーを腰に巻いて立っていました(笑)
傷を気にする様子もないためそのままエリザベスカラーを外し、その数日後無事に抜糸しました。

抜糸後、皮膚の状態も落ち着いていたので、6/5飼育担当に連れられて元気に退院していきました。


退院後の様子

ミーアキャットは個体の性格にもよりますが、一旦群れから出てしまうとなかかな群れに戻れなくなることもあるので、「チョコ」にはこれからまたどこかの群れへ戻るという大きな課題があります。頑張れー。


「チョコ」(下)と入れ替わるように今度はおばあちゃんミーアキャットの「ハク」(上)が入院することになりました


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